生活者のリアルを捉え、価値をカタチにしていく
“まずやってみる”から、キャリアが広がっていった。
――現在の仕事について教えてください。
現在はマーケティングプランナーとして、企業が抱えているマーケティング課題に一緒に向き合いながら、解決に向けた企画提案や具体的なアクションの実行を行っています。
例えば、外食チェーンのキャンペーンにおける商品メニュー開発・コミュニケーション戦略立案、ブランドの中長期的な事業戦略設計など、幅広い案件に関わっています。
商品や広告の裏側にある企業の狙いや意思・課題を生活者の視点から捉え直し、お客様と議論しながら戦略として形にしていくのがこの仕事の役割です。
商品や広告の戦略を考えるときは、企業の課題も踏まえた上で「どんな目的で戦略を考えるか」から「そのときに誰にどんな価値をどのように提供していくべきか」まで一貫して考えることが求められる仕事だと感じています。
――QOに入社してからどのような経験をしてきたか教えてください。
2020年にリサーチャーとして中途入社しました。博報堂との協業が多い環境に魅力を感じ、リサーチのスキルをさらに深めたいと考えたのがきっかけです。
入社後は、さまざまな業界の調査案件に携わり、生活者の意識や行動をデータから読み解く経験を積んできました。
転機になったのは、2022年の博報堂への出向です。マーケティングプランナーとして、リサーチャー時代とはまったく異なる役割に挑戦しました。正直なところ、当時は後先を深く考えたというより、「まずはやってみよう」という勢いに近かったと思います。
最初は右も左も分からない状態でしたが、目の前の仕事に必死に向き合う中で、徐々にプランナーとしての視点が身についていきました。
2024年にQOへ帰任し、現在はリサーチとプランニングの両方の経験を活かしながら仕事をしています。
――前職の経験はどのように活かされていますか?
前職でもマーケティングリサーチに携わっていて、調査設計や分析の基礎はその時に身につけました。
ただ、それ以上に今に活きているのは「仕事への向き合い方」だと思っています。当時は、とにかく目の前の仕事にがむしゃらに取り組んで先輩たちに食らいついていました。
その中で、周囲の方々の姿勢から多くを学び、それが今の自分のスタンスの土台になっています。スキルはどの環境でも一定身につけられると思いますが、「お客様との向き合い方や提案への熱量」は人によって明確に異なるので、周囲の人から肌で感じながら学べたことは大きいと感じています。

問いを立てて考え続け、期待を超えていく。
――仕事で意識していることはありますか?
自分の中で常に持っているのは、「どうすればお客様や生活者の期待を超えられるか?」という問いです。
求められたことに応えるだけでも一定の価値は出せると思いますが、それだけでは本質的に意味のあるアウトプットにはならないとも感じています。
だからこそ、「お客様が本当は何を期待しているのか?」「まだ言語化されていないニーズは何か?」「生活者はどう考えるか?」といった問いを立てて考え続けることを意識しています。
仕事の中で壁にぶつかることも多いですが、「問いを立てて、考え、行動に移す」を繰り返すことで次に進める。自分の中では、“問いを立てることが最初の突破口になる”という感覚があります。
――「期待を超える」うえで大事にしていることはなんでしょうか?
「先にいる人を想像する」という視点です。
例えば、データの向こうにいる生活者が何を感じているのか、提案を受け取るお客様がどう意思決定するのか。視点を切り替えることで、見えてくるものは大きく変わります。
「このアウトプットは相手にどう見えるのか?」という視点をもつことで、独りよがりな提案ではなく、相手に届く形に磨いていくことができます。
一方で、自分一人の視点だけでは限界があるとも感じているので、周囲の意見を聞き、自分一人の視点に閉じないことも大事にしています。
生活者の声や周囲の意見を取り入れることは、自分の視野を大きく広げてくれる武器になると思っています。
“自分らしい価値”を模索し続けた。
――どのような経験からそういった価値観が醸成されたのでしょうか?
そのスタンスが強く根付いたのは、博報堂への出向経験です。
プランニング業務はリサーチとはまったく異なる領域で、「この環境で自分はどう価値を発揮すればいいのか」と悩むことも多かったです。
その中で印象的だったのが、周囲のプランナーの方々の考え方でした。自由に見える戦略アイデアの背景には綿密なロジックや勝ちパターンともいえるフレームがあり、「なぜそのアイデアに至ったのか」が明確に説明できる提案になっていました。
そこで、まずはその論理展開やフレームを自分のものにするところから始めました。アイデアの“発想を飛ばす”方法にも再現性があるのだと気づいたことは大きかったです。
一方で、それだけでは自分ならではの価値にはならないとも感じました。そんな中で改めて立ち返ったのが、「どうすれば期待を超えられるか?」という問いでした。
自分なりの武器や強みを考えたときに見えてきたのが、これまでリサーチで培ってきた生活者視点です。
論理展開やフレームを学びつつ、「それが生活者にどう受け取られるのか」という視点を掛け合わせて考えるスタンスを徹底することで、少しずつ自分なりの価値発揮ができるようになっていきました。
――生活者視点とはどんなものでしょう?
私が考える生活者視点とは、「フラットに生活者と向き合うこと」です。
結論ありきで分析するのではなく、フラットな目線で「なぜそう感じるのか」を理解しようとする。企業側の視点で解釈すると、生活者のリアルな感覚からずれてしまうこともあるかもしれません。
だからこそQOでは、意思決定の起点のひとつとして捉えることを意識しています。この考え方によって、その後の戦略やアウトプットの精度も変わってくると考えています。

多様な視点を持ち寄り、より良い答えを探っていく。
――QOの良さはどんなところにありますか?
一番の特徴は、リサーチとプランニングのシナジーによって、マーケティング活動の価値を最大化していけることだと思います。
生活者理解を起点に、調査や戦略立案などを一貫して考えることができるため、 調査結果の提示で終わらず、その先の意思決定やアクションまでつなげられる点に強みがあります。
特にプランニングの領域においては、「生活者視点から逆算して戦略を設計できること」に価値を感じています。
アイデアや表現からではなく、「生活者は心の奥底で何を考えているのか」「その中でブランドはどんな役割を担うべきか」という問いからスタートし、そこから戦略や施策に落とし込んでいく。この思考の順番が、アウトプットの質を高めていると思います。
また、そうしたプロセスを社内外のメンバーとフラットに議論しながら進められるのも魅力です。先輩・同僚・後輩といった仕事仲間から得られる意見やアイデアにも日々助けられていますし、困った時に頼れる人が多いのもQOの良さだと感じています。
多様な視点を取り入れながら、より良い答えを探っていける環境があるからこそ、自分自身も成長し続けられていると感じています。
――今後の目標を教えてください。
今後は、お客様とより深いパートナーシップを築きながら、一緒に考え、成長していける関係をつくっていきたいです。
これまでお話ししてきたように、相手の期待を超えるためには、一方的に提案するのではなく、同じ目線で問いを立てながら考え続けることが重要だと感じています。そうした関係性の中でこそ、より本質的な価値を生み出せると思っています。
マーケティングを通じて新しい挑戦をしたいと考えている企業と向き合い、ブランドや事業の成長に貢献していく。そのプロセスをお客様とともに楽しみながら進めていきたいです。
一人で完結するのではなく、チームやお客様と一緒に「山を登っていく」ような仕事をしていきたいと思っています。
――最後に求職者へのメッセージをお願いします。
就職活動では、ロジカルに会社を選ぶことも多いかもしれませんが、個人的には「直感」も大事にしていいと思っています。
自分自身も「まずはやってみよう」と飛び込んできたタイプで、その感覚に救われたことも多くありました。
QOで活躍している人たちも、自然体で仕事を楽しんでいる人が多く、そういう意味でも、「なんとなくいいかもしれない」と感じた感覚は大切にしてほしいです。
自分が一番信じられる選択に身をゆだねてみて、その環境でどう頑張るかが大事です。もし「QOがいいかもしれない」と感じていただけたなら、ぜひ一緒に働けたら嬉しいです。
お会いできるのを楽しみにしています!