ときめきを手掛かりに、リサーチの面白さを見つける
生活者と企業をつなぐ、リサーチャーという仕事。
――現在のお仕事について教えてください。
リサーチャー職として、商品やサービスに対する生活者の声をもとに、お客様のマーケティング活動のヒントを見つける仕事をしています。
具体的には、ヒアリングした調査課題を踏まえてアンケート調査やインタビュー調査などのリサーチを設計し、生活者の声(調査結果)を分析してお客様に報告しています。
よく“お客様である企業と生活者の橋渡し”と言われますが、まさにそれだなと思います。
まず、課題をお客様の文脈で理解できるように、調査の目的や背景を丁寧にヒアリングし、意図を明確に捉えます。そのうえで、生活者の気持ちや行動の背景にある「なぜそう思うのか」「なぜそう行動するのか」を考えながら調査結果を解釈し、よりよい意思決定に繋げられるようなサポートをしています。
――大学時代の経験との接点はありますか?
元々人の生き方や生活の様子、考え方に興味があったので、大学時代は社会学部でライフストーリー研究をするゼミに所属していました。簡単に言うと人の人生を聞き取り、解釈して自分と社会を問い直すという感じの研究です。
リサーチャーの仕事でも生活者の考えを解釈して示唆を出していくことが求められるので、好奇心や想像力をもって調査設計や分析を進める部分は大学時代の経験が活きているかもしれません。
――就職活動時にはどのような企業を見ていましたか?
就職活動時は、社会性を大事にできる企業で働きたいと思っていました。
特に私は生活者理解に関心があったので、マーケティングリサーチができる会社も視野にいれていました。
QOはリサーチを生業としている企業の中でも“生活者視点”を大切にしていると説明会でも語られていて、面白そうだと思ったのと、社会性を大事にするスタンスが私の就職活動軸ともマッチすると感じていました。
採用職種が決まっていて、いわゆる“配属ガチャ”がないのも個人的にはよかったですね(笑)。
最終的には、穏やかで相手の意図を汲み取ろうとする姿勢など、面接のときに感じた人柄の良さが入社の決め手です。

「社会人になれるかな」から始まった一週間。
――入社して最初の頃は、どんな気持ちでしたか?
正直に言うと、最初は「ちゃんと社会人になれるのかな」という不安が大きかったです(笑)。
学生の頃は、社会人はとても大人びて見えていたので、「自分がこの中で働けるのかな」と少し緊張していました。
実際に働き始めてみると、先輩たちがとても優しく接してくれて、分からないことも聞きやすい雰囲気があったので、入社の決め手になった“人の良さ”を改めて実感できましたし、思っていたよりもさらに穏やかな社風だったのは嬉しいギャップでした。
最初は慣れないことばかりでしたが、「とりあえずやってみよう」という気持ちで、少しずつ仕事に慣れていった感じです。
――1年目はどんな仕事を経験しましたか?
まずは研修期間が4ヶ月間ありました。
最初の1ヶ月間は人事研修、残りの3ヶ月はリサーチ実務研修で、それらを経て現場配属となりました。
特にリサーチ実務研修では、ケーススタディや自主調査を通して一通りのリサーチの流れを体験するなど、実務レベルでの経験をできたので、現場配属後もスムーズに仕事に入ることができたのはとても助かりました。
――現場配属後はどのように案件に携わりましたか?
最初は先輩のサポートとして調査の準備やデータ整理などを担当していました。
そこから半年くらい経った頃から、少しずつ案件のメイン担当を任せてもらえるようになり、案件進行やお客様とのやりとりも対応するようになりました。
もちろん最初は分からないことだらけで、先輩に相談しながら進めることが多かったですが、自分が中心になって案件を進める経験はとても大きかったです。
「仕事ってこうやって動いていくんだ」というリアルを、1年目からかなり実感できたと思います。
最初の壁は「ときめき不足」。改めて気付いたリサーチの面白さ。
――入社して最初に感じた壁はどんなものでしたか?
現場配属から3ヶ月くらい経った時の「ときめき不足」が最初の壁でした。
最初は切り出しの作業を覚えることが中心で、案件の全体像が掴みにくく、自分の作業の意味やそれがどこに繋がっていくのかが見えづらかったりしたことに加えて、もともと定性調査に興味があったのですが、案件数的に定量調査がメインだったので、仕事を進める中でときめく瞬間を見つけられていない自分がいました。
与えられた仕事をこなすことに意識が向いていたこともあって、やりがいを感じにくかったり、リサーチャーとして今後どう成長していくべきか、と悩んだりしたこともありましたね。
その経験から、リサーチャーとして仕事をする中で自分がときめく場面は何かと考えるようになりました。
――その壁はどのように乗り越えたのでしょうか?
乗り越えるきっかけになったのは、社内の先輩の存在でした。
その先輩は、定量調査の結果を総合的に読み解いて、「こういう生活実態や意識を持っている人たちが買っているんだね」と、すごくイキイキと楽しそうに生活者の話をしていたんです。
その姿を見て、「リサーチってこういう面白さがある仕事なんだ」と改めて感じました。
データって無味乾燥なイメージがあったのですが、実はスコアの大小の裏側には生活者の考えや感情が隠れていて、読み解き方次第でこんなにも彩りがあるんだなって気づいたんです。
また、その先輩は調査設計や分析の進め方も一つにとどまらず、状況に応じて柔軟に組み立てながら最適な形を導いていっていました。その引き出しの多さや、お客様や調査テーマそのものへの好奇心の強さも含めて、「こういう姿勢で向き合うことが大事なんだ」と感じました。
それからは、その先輩の姿を参考にしながら、調査結果に対して「この人の背景にはどんなストーリーがあるんだろう」と想像力を働かせて考えてみたり、自分以外の意見を取り入れて視点を変えてみたりしました。
そうすると、同じデータでも見え方が変わってきて、仕事がより面白く感じられるようになりました。

――今後の目標はありますか?
これからは、幅広いリサーチ・分析手法を身に着けながら、さらに自分なりの視点で生活者を捉えられるようになりたいと思っています。
また、お客様に伴走しながら、生活者のリアルな声を新しいアイデアにつなげていけるような提案ができるマーケティングパートナーになりたいです。
最近では社会調査を行う“SIL(Social Issue Lab)”というプロジェクトにも参加していて、元々興味のある分野でもあるので、その活動にも積極的に取り組んでいきたいですね。
――最後に、就職活動中の方へメッセージをお願いします。
就職活動はマッチングにすぎないと思います。
どうしても“企業に選ばれる側”と感じてしまいがちですが、本来は企業と学生はフラットな関係で、お互いに選び合うものだと思っています。(私はそう考えて就職活動中に自分を保っていました。笑)
自分がどういう人で、どんな会社と合うのかを言語化することが大事で、“就職活動の軸”も単に面接対策としてだけで考えるのではなく、自分が今後働いていくうえで大事にしたいこととして考えていただけると、納得感のある就職活動に繋がるのかなと思っています。
生活者の声を基にお客様の意思決定をサポートする仕事に魅力を感じていたり、生活者の思いや考えを想像することにときめくのであれば、是非QOにも興味を持っていただけると嬉しいです。
ご入社後は先輩があたたかくサポートしてくれる環境がありますよ。